先月30日、地元北塩原村で「せいじんセミナー」なるものが実施され、
小谷山城(桧原城)散策とのことなので参加して来ました。
一昨年9月にもあるイベントに家族で参加、散策して参りましたが、
1年半振りの今回は平日ということもあり1人での参加でした。
朝9時に村役場前でバスに乗車すると、
参加者は約20名ほど、やっぱりアラフォー(笑)はわたし一人。
旧米沢街道を経由して裏磐梯へと移動し、散策開始~♪
【桧原城】 福島県北塩原村

登山口は県道沿いに標柱が建てられているので直ぐ判ります。

暫く進むと堀切や主郭部を取り巻く横堀が見られます。

横堀に沿って歩くと、主郭部東側の入口に至ります。
主郭部は南北3つの郭から成っており、上記入口は北郭と中央の郭を画す堀切となります。
なお写真は堀切を西側から撮影したモノ。
本来の大手口は主郭部南側となっており、虎口が残っています。

主郭となる中央の郭で説明を聴く皆様。

北郭の周囲にも横堀が巡っており、まだ残雪がありました。

昭和の頃に開かれた山道を下って県道へ~。
いつの間にか綺麗な解説板が建てられておりました。
---

桧原城から下山、バスで桧原歴史館へ移動~。
ここでは裏磐梯の城館についてもちょっと展示が行われています。
地元では結構話題の山塩ラーメンを食しましたが…撮るの忘れてました(^-^;
なかなかおいしいですよ~。
---
続いて大塩温泉に移動し、山塩の作業場の見学です。
50リットルの温泉水を先ず大鍋で煮詰め、更に小さな鍋で煮詰めます。

その後天日で乾燥させて出来上がり~(^-^)
およそ50リットルから5kg、5~6日の行程だそうです。
---
おまけ 【綱取城】 福島県北塩原村

ちょっと前に解説板が新しくなったので撮って来ました。
***
翌日も連休だったわたし、
天気も良くタイミングも良いか?と思い、
ずーっと訪問したかった裏磐梯の山城攻めを実行に移しました。
郷土史家石田明夫さん作成の縄張図を懐にいざ出陣~(^-^)ノ
【戸山城】 福島県北塩原村
まず初めに昨日訪問した桧原城の程近い、
蘆名氏家臣の桧原地頭穴沢氏の居城戸山城へ。

昨日のイベントの際に伺ったら、県道沿いのこの階段から登れるとの事。
道はありませんが斜面もそれほどキツくありません、
尾根に出たら更に西に向かって登り続けます。

県道から40分ほど登ると、まず水の手に到着~。
ずーっと登り続けてやっと縄張図に出ている範囲に入りました。
しかし不安なわたしはここから携帯電話で石田さんに質問電話(^-^;
熊がいるのに一人で行くとは…と窘められます。
なおその電話で、西側の尾根伝いに登ったほうが良い、との情報が…。
もう手遅れっす(T^T)
堀切、土橋を越えていよいよ城館内へ進入~!

なお堀切を越えるとすぐに熊穴があるよ~。
水の手からちょっと登ると横堀、土塁が2段にわたって構築されています。
左が下段の横堀を大手道から、右が上段の横堀を反対側から撮影した写真。
上段の横堀付近には虎口が見られる様なんですが確認出来ず…。
この堀を越えると、山頂主郭部まで8段、半月型の平場が連続します。
県道から70分ほどでやっと山頂の主郭部へ到着です~(-_-)
しかし周囲より増して笹薮となっており、撮影する所ではありません…。
東寄りの木に寄りかかって、残存する何やら人工建造物がありました。
下山後確認したところ、以前使用されていた共同アンテナらしい。
利用していた頃は道が付けられていたとか。
主郭部はそんな有様ですが、この城の最大の見所は↓コチラ↓
西側の尾根筋に残る3段の堀切です♪
東側から西側に向かって画像上段、下段左、下段右の堀切が見られ、
最大幅約15mほどもあります。
ここではくま除けも兼ねて大いに感嘆の声を張り上げましょう。

ひとしきり堀切を堪能した後、主郭部東側の8段の半月型平場を伝って下山です。
しかし…登って来た時の道を失い、県道付近まで下りるとこんな感じの斜面…。

県道まで下り、行き着いたところは標柱の立てられている所でした。
この標柱脇に車を停めていたので問題はありませんでしたが、
登り始めた階段はここからわずかに西側に進んだ所に所在しています。
確かにここから登り始めるよりは…ちょっと楽だったかも?
なお所要時間は約120分ほどでございました~。
---
【巖山城】 福島県北塩原村
引き続いては県道を南へと進み巖山城へと向かいます。
現在は“堂場山どんぐり探勝路”として整備されていますので、
訪問は非常に楽です(駐車場所に困るけど)。
楽なのは良いのですが、特に目立った遺構が見られない…。

県道沿いのこちらの案内板が探勝路入口です。
案内板には巖山城についても簡単に触れられています。

巖山城は桧原湖中に半島状に突き出た堂場山に所在、
先端部向かってずんずん進んで行くと5つの郭があるそうなんですが、
ここが3郭か4郭…だったと思う…?
周囲が土塁状になっていますが、どうにも自然地形にしか思えない…。

更に北へ進むと…ここが2郭だったかなぁ?
先端部まで行ってはみたものの、あまりぱっとした遺構が見られませんでした。
探勝路が整備されているので歩き易いですけどね~。
正直なところ、一番の見所はミズバショウの群生かも(^-^;
最近はあまり草花に目を向けたりしていませんでしたが、
綺麗に咲いていましたよ~。
***
ということで、
久し振りに地元北塩原村の山城を歩いて参りましたが、
山城嫌い(笑)のわたしにとって久し振りに本格的な山城攻めとなりました。
日頃の運動不足も若干は解消されたモノか?
なお綱取城は自宅から歩いて行かれる距離のため何度も登っているので、
次はやっぱり柏木城へ登らなきゃですね~。
石田さんもお奨めの残存遺構の多い城館ですので、
是非とも近いうちに攻めてみたいと考えております(^-^)
小谷山城(桧原城)散策とのことなので参加して来ました。
一昨年9月にもあるイベントに家族で参加、散策して参りましたが、
1年半振りの今回は平日ということもあり1人での参加でした。
朝9時に村役場前でバスに乗車すると、
参加者は約20名ほど、やっぱりアラフォー(笑)はわたし一人。
旧米沢街道を経由して裏磐梯へと移動し、散策開始~♪
【桧原城】 福島県北塩原村

登山口は県道沿いに標柱が建てられているので直ぐ判ります。

暫く進むと堀切や主郭部を取り巻く横堀が見られます。

横堀に沿って歩くと、主郭部東側の入口に至ります。
主郭部は南北3つの郭から成っており、上記入口は北郭と中央の郭を画す堀切となります。
なお写真は堀切を西側から撮影したモノ。
本来の大手口は主郭部南側となっており、虎口が残っています。

主郭となる中央の郭で説明を聴く皆様。

北郭の周囲にも横堀が巡っており、まだ残雪がありました。

昭和の頃に開かれた山道を下って県道へ~。
いつの間にか綺麗な解説板が建てられておりました。
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桧原城から下山、バスで桧原歴史館へ移動~。
ここでは裏磐梯の城館についてもちょっと展示が行われています。
地元では結構話題の山塩ラーメンを食しましたが…撮るの忘れてました(^-^;
なかなかおいしいですよ~。
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50リットルの温泉水を先ず大鍋で煮詰め、更に小さな鍋で煮詰めます。

その後天日で乾燥させて出来上がり~(^-^)
およそ50リットルから5kg、5~6日の行程だそうです。
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おまけ 【綱取城】 福島県北塩原村

ちょっと前に解説板が新しくなったので撮って来ました。
***
翌日も連休だったわたし、
天気も良くタイミングも良いか?と思い、
ずーっと訪問したかった裏磐梯の山城攻めを実行に移しました。
郷土史家石田明夫さん作成の縄張図を懐にいざ出陣~(^-^)ノ
【戸山城】 福島県北塩原村
まず初めに昨日訪問した桧原城の程近い、
蘆名氏家臣の桧原地頭穴沢氏の居城戸山城へ。

昨日のイベントの際に伺ったら、県道沿いのこの階段から登れるとの事。
道はありませんが斜面もそれほどキツくありません、
尾根に出たら更に西に向かって登り続けます。

県道から40分ほど登ると、まず水の手に到着~。
ずーっと登り続けてやっと縄張図に出ている範囲に入りました。
しかし不安なわたしはここから携帯電話で石田さんに質問電話(^-^;
熊がいるのに一人で行くとは…と窘められます。
なおその電話で、西側の尾根伝いに登ったほうが良い、との情報が…。
もう手遅れっす(T^T)
![]() | ![]() |

なお堀切を越えるとすぐに熊穴があるよ~。
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左が下段の横堀を大手道から、右が上段の横堀を反対側から撮影した写真。
上段の横堀付近には虎口が見られる様なんですが確認出来ず…。
この堀を越えると、山頂主郭部まで8段、半月型の平場が連続します。
![]() | ![]() |
しかし周囲より増して笹薮となっており、撮影する所ではありません…。
東寄りの木に寄りかかって、残存する何やら人工建造物がありました。
下山後確認したところ、以前使用されていた共同アンテナらしい。
利用していた頃は道が付けられていたとか。
主郭部はそんな有様ですが、この城の最大の見所は↓コチラ↓
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東側から西側に向かって画像上段、下段左、下段右の堀切が見られ、
最大幅約15mほどもあります。
ここではくま除けも兼ねて大いに感嘆の声を張り上げましょう。

ひとしきり堀切を堪能した後、主郭部東側の8段の半月型平場を伝って下山です。
しかし…登って来た時の道を失い、県道付近まで下りるとこんな感じの斜面…。

県道まで下り、行き着いたところは標柱の立てられている所でした。
この標柱脇に車を停めていたので問題はありませんでしたが、
登り始めた階段はここからわずかに西側に進んだ所に所在しています。
確かにここから登り始めるよりは…ちょっと楽だったかも?
なお所要時間は約120分ほどでございました~。
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【巖山城】 福島県北塩原村
引き続いては県道を南へと進み巖山城へと向かいます。
現在は“堂場山どんぐり探勝路”として整備されていますので、
訪問は非常に楽です(駐車場所に困るけど)。
楽なのは良いのですが、特に目立った遺構が見られない…。

県道沿いのこちらの案内板が探勝路入口です。
案内板には巖山城についても簡単に触れられています。

巖山城は桧原湖中に半島状に突き出た堂場山に所在、
先端部向かってずんずん進んで行くと5つの郭があるそうなんですが、
ここが3郭か4郭…だったと思う…?
周囲が土塁状になっていますが、どうにも自然地形にしか思えない…。

更に北へ進むと…ここが2郭だったかなぁ?
先端部まで行ってはみたものの、あまりぱっとした遺構が見られませんでした。
探勝路が整備されているので歩き易いですけどね~。
![]() | ![]() |
最近はあまり草花に目を向けたりしていませんでしたが、
綺麗に咲いていましたよ~。
***
ということで、
久し振りに地元北塩原村の山城を歩いて参りましたが、
山城嫌い(笑)のわたしにとって久し振りに本格的な山城攻めとなりました。
日頃の運動不足も若干は解消されたモノか?
なお綱取城は自宅から歩いて行かれる距離のため何度も登っているので、
次はやっぱり柏木城へ登らなきゃですね~。
石田さんもお奨めの残存遺構の多い城館ですので、
是非とも近いうちに攻めてみたいと考えております(^-^)
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